きみの電流体

幕末にわかの長州びいき、明治は大久保さんと桂さん、ツイステはオクタ、鬼滅は黒死牟様と獪岳と地獄に堕ちました

八重の桜1〜12話感想【長州編】

JIN再放送で久坂玄瑞(林泰文)の死に様に惚れたおれ、

みごと長州オタクになり、、久坂さんを求めて八重の桜をみてしまう。

 

とりあえず12話【蛤御門の変】まで見たので感想を。

とりあえず長州編。

 

吉田松陰(小栗旬)が早々と登場!

めちゃくちゃカッコいい!宮部さんも出てきて歓喜

この会津はじめ東北へ行くのに遅れそうになって脱藩してるんですよね確か。

宮部さん度肝抜かれただろうな笑

人生で最初に幕末の知識得たのアトムの坂本龍馬だから、脱藩の軽さにビビる

 

とっ捕まって、突然聞かれてもねえとんでもないことを暴露し始める松陰先生。笑

ここらの小馬鹿にした感じとそれで隠しきれない世への怒りがたまらん

 

老中を襲うじゃと!?と言われてる時の

このハンッ…が謎に可愛い

つまらぬことで騒いで…と思ってそうだ

罪状がショボくなったときの怒り狂いっぷり

からの叫びは、12話みてまた見返しました。

そういえば会津を訪ねた時の

「断固としてものを行う時、人は皆狂気ですけぇ」

この小栗旬の演技も、上のシーンと通ずるものがある

断固として〜はすこしおどけた感じで、人は皆から声を低く下から舐めつける。

一貫してますね〜おどけた態度、小馬鹿にした態度、

そのうちに隠れた怒りと狂気

小栗旬吉田松陰大好きになりました。

まだ全然他の吉田松陰知らないけど笑

 

そして久坂さんきます。

やっぱり久坂さんしか勝たんね!

登場からすごく良い。この悪い顔ったら!

「邪魔じゃね。壬生狼共は!」

八月十八日の政変は悔しそうな顔がたまりません

引き際のぐぬぬ…とあんさまを睨む無言のシーン長くてよかった

鷹司邸でも来島と久坂が「久坂ァ!このままじゃ…」「わかっちょる!!」とやり三条がビビる中、

クソ冷静で不気味な真木さんめちゃくちゃカッケェ

悪の親玉感がでとるよ………

かわって長州の兵が今日を囲むところ

裏で画策してはいちいち主人公(会津)にやられるしょぼ悪役だった長州が

なにやらカッコよくなってきました

きたる禁門の変

久坂さんの進軍反対はちらっと…気持ちだけ

真木さんがむしろ冷静にみえるぞ不気味

はじまる戦い、仁といいここの薩摩カッコよく描かれてます

ばさっ!と翻る十文字紋!

 

鷹司邸に立て篭り…桂と話す久坂。

「久坂!」

「僕は死んでも引けん。君は行け!」

これいれるなら入江さんだしてもよかったのでは…

と思ったけどその後の桂さんみてここで久坂が桂さんの心に残るのを視聴者に示すのはいい演出だったと思うなど。

雪崩れ込む長州兵をバッサバッサ

蹴りもいれちゃう。黒死牟様といい、剣で戦う最中に足出ちゃう野性味が私は好きです。

そして足を打たれる。ああっ!って声が高くて可愛い。

8/18のひけーっ!の声の高さといい、

割と好戦的に描かれてるとこといい、

真木さんが不気味なとことの対比といい、

冷静沈着でも、ただの小物でもなく、

若さを前面に押し出して描かれる演出いいですね

 

からのまさかの死ぬんだ!

鷹司様にすがりつくシーンは!?

仁のそこめちゃくちゃよかったのに。

「去ね!国賊が!」

足蹴にされる久坂(林泰文)。

先ほどの8/18のぐぬぬ久坂(須賀貴匡)といい

医者坊主と言われたぐぬぬ久坂(林泰文)といい

この頃の久坂、いや長州はいつもぐぬぬだった

おのれ会津……!

これ会津の大河か笑

 

仁と違いちゃんと脚を撃たれて喜んだ(ひどい)と思ったら即自決。

でも仁と同じく、最期に魂の叫びを。

「攘夷など信じとる奴はアホじゃ〜!」(仁)

「僕が死んでも、後に続く者たちがいる!時の流れは、止められんぞオオ!」(八重の桜)

僕ってとこが良いですね〜!

 

ここは特に、先生が浮かびますね。

松蔭先生も後に続くものたちがいる!と思って(むしろそこに火をつけようと)死んでいったのでしょうね。

吉田松陰の思想を色濃く受け継いだ久坂。

帝に心酔しちゃってる会津様(綾野剛)と重なり、

松陰先生が降りてるようにみえました

松陰先生が死ぬ時思ったであろう「後に続く者たち」である

久坂・入江はここで死に、宮部鼎蔵吉田稔麿池田屋で死んでます

しかし、まだまだ続くと久坂は言う。

それに応えるように桂さん。

「久坂…僕は君とは違うやり方で、道を開いて見せる」

カッコつけた途端に村人にはったおされ笑

そうこなくっちゃ笑

イケメンがこんな調子なので良いのです小五郎は。

それに高杉晋作

久坂が心配で夢にまでみますといった彼が

この後長州と日本をを盛り上げていく!

大河も盛り上げてくれ!できたら久坂を回想しちゃったりしてくれ!

 

大河としては、主役の(??)覚馬が打った大砲、

そのあとのナレーションで「鷹司邸から燃え上がった火は京を焼き…」

覚馬のメンタルボコボコじゃないですか!

仁の同じシーンを思い出しますね笑

薩摩も長州もそこそこ火を放ってたような気がしましたが

長州が悪役の大河でこれ以上悪くみられたくないのでこれでヨシ笑

 

それに加え、いままで小物感があった久坂さんや真木さんが細やかに描かれたり、

桂さんの葛藤や、容保の狂信ぶり(綾野剛の演技の素晴らしいこと!)

新撰組の野性味のあるイカれ具合

中川宮のヘタレっぷりなど

中立に描いてるとか、仁のように長州のドラマを単品で描くとかでなく、

全体の流れとして、いままで会津目線まっしぐらだったのを不穏感や敵側の事情を小出しにして

覚馬と視聴者にあらたな視点を与え、会津藩の運命を示唆する…

今までの長州の敵感、小物感もこの逆転のための計算かと思うくらい華麗に会津の運命の不穏さを感じましたら

久坂さんは仁と違い、あくまで「八重の桜」の歯車ですね。

小物っぽい悪役が良いこと言って死んじゃう。

実際このあとの流れは彼のいう通りですしね。

まあ、長州はまだしばらく辛酸をなめますが…

久坂さんの短い出番の中の役割の変化は、

会津の運命の変化でもありました。

たぶんね。

 

結局久坂さんと松陰先生についてしか書けませんでした。

あと気になるのは八重と尚之助の仲♡

どんどん観進めて行きたいと思う